12/31おおみそか!
手術から4日後。点滴は、ソルデム3輸液500ml2本と、パンスポリン2本。
世間はいわゆる大晦日。だけれど、そんな感じはまったくしない。

というのも、僕がテレビを見ていないからだろう。各ベッドには、有料のカードを入れると見られるテレビが付いている。僕は見ないので、テレビカードがどこに売ってるか知らないけど…
今回目が覚めると、肩の痛みはほとんど無くなっていた。お腹の痛みが肩に出てただけの放散痛というものだろうと分かっていたので、気をつかうべきはお腹だけだと思い、昨日はお腹に手を当てながら寝た。
それがよかったのか、ただの治癒か、肩の痛みは消え、お腹もじっとしているぶんにはまったく痛くないと言えるくらいに回復していた。

昨日は6人部屋に1人になってしまったので、Mさんのイビキも、テレビの明かりもなく、逆に寝るのが寂しくもあった。

起きてすぐに盲腸日記を書いていると、すぐに朝ご飯の時間になった。
起床時間は6:00だけれど、看護師さんによって6時ちょうどに必ず電気をつける人や、6:30くらいまで暗いままにしてくれる人など、バラバラみたい。

一日の食事

朝食で久しぶりにパンを食べた。僕は牛乳を飲むといつもお腹が痛くなっていたのだけれど、この日は200ml全部飲んでみた。お通じが少しずつしか出ないから。
水分もとるように気をつけ、カフェオレを一階の自動販売機で買って飲んだりして、少しずつお通じが出るようになって、とても嬉しい。
年越しソバでるかなーなんて言っていたら、本当に晩ご飯でおそばが出てきた!

男性特有の悩みを防げ!

雑誌そして、このあたりから、健康な男子としての活動が再開されつつある。
これまでなりを潜めていた、男性的な能力の復活というわけだ。
まず、避けなくてはならないものがある。いわゆる、寝てる間に勝手にあれをしてしまうことだ。肌着がベトベトになってしまうのは、いろいろとめんどくさい。なんとしても困る。どうにか寝る前に処理する必要があるということだ。
つまり前もって自分で処理しておく必要がある。いや、本当に…

外泊中のMさんのベッドの横の紙袋には、友人が持ってきたという男性向けの雑誌が入っている。「○○本置いていきやがったんですよ。」と言っていた。就寝時間を過ぎてから、ちょっと見てみた。
うーん、イマイチだ…とか思いつつ、病室のベッドで処理なんかしてたら、見回りの看護師さんに見つかる危険性がある。

ナースもののあれ的展開なんて期待する余裕もなく、とにかくなんとかしなくてはならないのだ。

トイレ作戦を実行に移すなら、トイレしかないと決めていた。そして僕には文明の理器、iPhoneがあった!イヤホンも。
そして、お通じのチャレンジの度に、30分くらいはこもっていたトイレは、すでに僕のホームと化していた。
マイホームで、iPhoneをネットにつなぎ、あれな動画を見ながら、手術の傷に負担にならないように注意を払いつつ、処理を済ませることに成功した。いや、ほんとにそういう意味じゃなくてね…

って、一年のしめくくりがそんなかよ!

この日で点滴が終了した。明日からは飲み薬になる。
寝るより、座っている体勢が一番楽だなあ。

>>盲腸体験記7日目(謹賀新年)

関連性の高い記事はありません。