盲腸体験記3日目(手術翌日)
12/28
多分、4:30くらいに目が覚めると、尿意。というか尿意で目が覚めたのか。
しびんを手に取り、どうしようか考える。勇気もいるが、なんか同室の人に悪い気がした。
足はなんとか動きそうだ。ちょうど看護師さんがナイスタイミングで来てくれた。
「おしっこですか?」
「トイレいってもいいですか?」
看護師さんは時計をみて、麻酔の切れる時間を確認したようだ。
「付き添うので行ってみましょうか?」
ギリギリ歩ける時間だったようだ。女性用の広いトイレに連れて行ってもらった。そっちの方が近いから。
そこで座っておしっこをすると、びっくりするくらい出た。点滴でずっと水分を補給しているから。以後、点滴をしている間はおしっこの量がすごい出ることになる。
手術前から開始してた点滴は、しばらく毎日打つことになります。
左の輸液っていうのが一日3本。朝から夜中までかかります。看護師さんいわく、ポカリスエットのいいやつ。
右のパンスポリンっていうのが抗生剤で、炎症を抑える薬ですね。午前中と夜に一本ずつですが、これはすぐ終わります。
午前中の院長先生の回診で、水OK。お昼から食事開始!彼女に水を買ってきてくれるように頼んだ。
麻酔の切れる今日が一番辛いそうだけど、眠れなかった26日の夜に比べたらぜんぜんマシだった。看護師さんにも、「全然痛がらないですね。」と言われた。
痛いけどね…
入院の手続きに、判子が必要だったので彼女にいろいろと頼んだ。僕の職場にも読んでない本を取りに行ってもらった。
僕が入院してすぐに、406号室にOさんが入院してきていた。
この人も虫垂炎。血液をサラサラにする薬を飲んでいるため、手術をするのは難しいということだった。5日間絶食で抗生剤で様子を見て、その間血液をサラサラにする薬をストップ。五日後に腹痛が治まってなければ、手術という方針だそう。
とにかく絶食。口にして良いのは水だけというしんどい状況。がんばれOさん!
お昼。待ちに待った久しぶりの食事。
お腹が痛くなる前に食べた牛丼以来の食事。
予想通りやっぱりおかゆだった。
おかゆには米粒は入ってなかったけど、ものすごくありがたく、おいしかった。
あとはスープとヨーグルト。
ゆっくりゆっくり、味わって食べた。
夜には、朝より楽になったことを実感していた。
夜ご飯。おかゆに米粒。
夜ご飯は少しおかゆに米粒が!
三分がゆといったところか。
フレーク状の薄味の魚や、ペースト状のかぼちゃ。すり下ろしたりんご。お麩の入ったスープ。
ゆっくりと食べた。自然と感謝がわいてくる。
そういえば、食事の時に痛み止めの飲み薬が出るんじゃないかと言われていたけど、出なかった。
あんまり痛そうに見えないからかも。
この日は、トイレに行くくらいしかベッドから出なかったと思う。
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