盲腸体験記10日目(退院)
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手術から8日後。
朝食前にうんこ。今日も平熱36.6度。血圧もOK。
この朝食が、病院での最後の食事となった。ここの食事がおいしかったことが、入院生活での僕の気持ちを支えてくれたことは間違いない。 感謝。
朝食後にもうんこしてたら、看護師さんの声。先生が来たらしい。
いそいでベッドに戻る。
気になる傷の上のふくらみについてもう一度話してくれた。
肉は、普通は重力で下に下がる。
でも、傷で癒着して下に下がれない。
つまりはベルトに肉が乗るのと同じ原理だと思った。
写真のように膨らんでる。
最初は腸が出てるんじゃないかとか思ったけど、なんともないと納得したので問題なし。
来週の月曜日で手術から2週間経つから、そこで様子を見たい。でも休日だから次の日の火曜日に来てくれとのこと。
基本的になんでも持って良いけど、「どっこいしょ」って持ち上げるようなのは無し。
腹筋に力を入れて、それを触ったりした。
手術後に、ちゃんとお腹に力を入れたのはこのときが初めてだったかも。
意外とちゃんと力を入れても平気だった。
すぐに退院していいのかと思いきや、ナースステーションへ行くと、会計が出てからとのこと。
9:00にカルテが上がってきて計算するから、9:00過ぎ。らしい。
着替えも終わり、来てくれた彼女も戻り、ただ待つ8:40。
Mさんはイビキをかいて寝ています。
帰ったらシャワーを浴びてひげを剃ろう。
そういえば傷に貼ってたテープははがしたままだ。もういらないらしい。
ナースセンターに挨拶に行くと、費用は退院時に現金で支払う必要があるらしい。
もう病室へはいなくていいということなので、看護師さんにお世話になりましたとご挨拶。
荷物を持って一階の会計窓口へ。お金を降ろしてくるんで、いくらくらい必要なのか概算をお願いする。入院保証費の3万円が戻ってくるので、それを差し引くと7万円あればいいとのこと。思ってたよりも安かった。
財布とか郵便局のカードとかは持ってないので一度帰宅。
ゆっくりゆっくり歩いて帰った。徒歩5分くらいの距離と、冬の寒さをじっくりと味わいながら歩いた。
ひさしぶりのシャワーは垢がたくさん出た。
郵便局でお金を降ろしてまた病院へ。お会計をしてから横の窓口で薬をもらう。
お薬手帳なるものもつくってくれた。
荷物を持って帰るために、その足で職場に。
途中でお昼ご飯を買ったのだけれど、ちらし寿司と焼きそばというわんぱくな食事になってしまった。
だって好きな物食べたいんだもの…
本当は伊達巻きが食べたかったのだけれど、どこも売り切れだった。
入院を終えて
4日だから職場に誰かしらいるかと思いきや、みんな10日まで休みらしい…
長時間歩いてもけっこう平気だったけど、階段とかはゆっくり上り下りした。
寝るときはお腹を伸ばす姿勢になると、ちょっと痛い。
入院日数は9日間。当初の計画書に記されていたとおりの日数となった。
お正月だし、早めに退院できるか先生に聞いてみたら?と看護師さんは言ってくれたので、お願いすればもう1日2日くらいは早く退院することもできたと思う。
でも、焦って退院してお腹が痛くなったらと思うと、そんなリスクはとりたくなかったし、入院しているのにとくに不都合もなかったので、きっちりお世話になった。
退院して、はじめてじっくりと病院を外から見た。
普段は利用していなかったので、あまり意識していなかったけれど、なかなかかっこいい建物かもしれない。
この中で、日夜多くの人たちが病気と闘っている。
本当にお世話になりました。
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